快気祝いの短冊のしは結び切り
快気祝いは、あまり馴染みがないかもしれませんが、大人のマナーとして知っておいて損はありません。
快気祝いとは、本来、病気やけがが治ったことをお祝いして、お世話になった方々を自宅に招待して、酒肴でおもてなしをすることでした。
現在では、お見舞いに来ていただいた方やお世話になった方へのお礼の贈り物のことをいいます。
快気祝いは、退院後二週間以内に贈るようにします。
快気祝いは、「病気やけががきれいになくなった」ことを祝うものですから、後に残る記念品ではなく、「消えてなくなる品」を選ぶほうがいいでしょう。
中でも、お菓子や飲み物などの食品、洗剤やタオルなどの日用品が定番のアイテムです。
便利なものとして、商品券やギフトカードを贈りたいと思うこともあるかもしれません。
ただ、金券類は、目上の方へ贈るのは失礼にあたるという考えが大半です。
相手に好きなものを選んでいただきたいと思うのであれば、金券類よりもカタログギフトを選ぶといいでしょう。
一般的なお祝い事には、何度でも繰り返したいという願いから、簡単に結び直せる「ちょう結び」の水引が使われます。
しかし、快気祝いは、お祝いとはいえ二度とないほうがよいお祝いですから、のしは「ちょう結び」ではなく、ほどけにくい「結び切り」の水引がついたものを使います。
のしの表書きは、上に「快気祝い」、下に「病気やけがをした方の姓」を記入します。
最近では、短冊のしがよく使われるようになりました。
短冊のしは、短冊の形をしたのし紙の略式タイプです。
お中元、お歳暮、お年賀、内祝いなど略式でもかまわない場合に用いります。
環境にもやさしいということから、大手デパートでも日常的に使われています。
快気祝いにも短冊のしがよく使われます。
短冊のしの表書きは、通常ののしと同じですが、短冊の場合は、手渡しや急ぎ等の理由で名入れをしないことが多いです。
短冊のしは、品物の右上側に貼ります。
贈り物を直接お届けできない場合や、宅配便で送る場合には、カードや手紙に感謝の気持ちを記したものを同封、または別送で贈りたいものです。
記事の内容は気に入っていただけましたでしょうか?
もしも当記事を読んで気に入って頂けましたら、 ソーシャルメディアボタンで共有して頂けますと非常に嬉しいです。
関連ページ
- 快気祝いののしの書き方などのマナーについて
- 快気祝いのマナーについてです。
- 快気祝いとはのしも独特
- 快気祝いのマナーについてです。
- 快気祝いののしや名前の書き方について
- 快気祝いのマナーについてです。